一息つきたい心の休憩所

自分自身の心の吐き出し 休憩所のような場所にしたい

生きていた事、生かされた命⑮

転院して退院までの約1カ月で担当の先生2人以外にも

休みの時など代理としてリハビリに入ってくれた先生達も本当に魅力的な人達ばかりで男性の先生達も穏やかで凄く話しやすかったなぁ

あと皆さん揃って同じような事を言っていて「hayatemaruさんを担当している2人の先生は本当に信頼できる人達ですよ私達から見ても真面目で優しくて素敵な2人です」

身をもって経験してましたよ数日で信頼していたので入院中のリハビリに迷いはありませんでした

手のリハビリは足と違って運動量的にも軽めなのと、リハビリ前に先生が固くなった手首の関節を力を入れて曲げる事から始まるので結構雑談も多めにリハビリしていた 関節曲げられてる時は激痛なんですけどね

そしてこの先生とは話していて凄く共通点というか空気感が似ている感じあって不思議な感覚があった

ある日の事いつもと同じようにリハビリが始まり、会話をしていた時にいつもニコニコしていた先生の目も真剣にになり心配された事があった

その時に俺が話してした内容は 前に町で車椅子に乗っている女性が買い物を済ませたが荷物が多すぎて店と車まで往復しないといけない状況を見ていて、その時に自分の買い物が終わった俺は「もし迷惑じゃなかったら駐車場まで荷物持って行っても良いですか?丁度自分も店を出るのでもし良かったらなと」そう声を掛けた時に女性は

「え!?ありがとうございます良いんですか?助かります」と言ってくれ一緒に荷物を持って駐車場まで行った

きっとその女性にとっては当たり前な日常な事でもしかしたらおせっかいだったかもしれないし、周りを見ても何人もの人が通り過ぎていく

昔から自分の考えで例えば困っている人がいて誰かが助けてくれるから大丈夫だろうとなるなら、その誰かが俺でもいいわけだよな?という考えがあった

でもこれには限界もあるし世の中の人間をすべて助けられるわけではないこれを心配してくれたんだ

「hayatemaruさんは優しすぎます、優しさの安売りをしすぎで心配になります 確かに誰かを助ける事は大切な事ですけどもっと自分を大切にしてください どこかでしっかりと境界線を決めておかないと自分を壊してしまいます 自分を守る事も意識してみてください」

しばらく話していた時になぜ今回真剣な話をしたのか、理由は彼女が過去の自分の生き方や考え方が似ていた事そして大変だった経験があるから そして自分の同じHSP気質だったという事に驚いた

「いつもhayatemaruさんのいろいろ話しを聞いていて今自分の事を話さないとフェアじゃないなって思って話してしまいました、そうじゃないと説得力もないと思って すみません説教みたいになってしまって」

俺には凄く心に響いた言葉だったし感謝しかなかった

自己犠牲が多い俺は自分を蔑ろにしがちだ、それをこうして直接言ってくれた人に初めて出会い 短い期間なんて関係なしに真剣に声をかけてくれた事が嬉しかった

まだまだ無茶しがちな自分だけど自分を大切にする事は大事なんだよね

先生ありがとうございました