一息つきたい心の休憩所

自分自身の心の吐き出し 休憩所のような場所にしたい

The End of Yesterday

2022年12月21日
16年振りのELLEGARDENの6枚目のアルバム

「The End of Yesterday」の発売日

ELLEとの出会いは高校生の時友達が貸してくれた4枚目のアルバム
「Riot on the Grill」

「このアルバムの中に入っている「虹」って曲が凄く良いから聴いてみて」

それがELLEGARDENというバンドとの出会い

このアルバムがまさか今の自分の人生にも欠かせない存在になるなんて思わなかった

丁度この時は「Space Sonic」が音楽番組で紹介されていて

「インディーズバンドELLEGARDENが今週も上位にランクイン」のような情報が多かった

音楽という物に触れ始めた俺にとってインディーズとかメジャーとかよく分からなかった

とにかくその時の頭にガツンと来るようなメロディとメンバー4人が女装をして演奏しているというインパクトがあるMVにも釘付けだったのは覚えている

どんどんこのバンドに興味を持ち他の楽曲も聴きたいとCDを揃えライブDVDも揃え
毎日のように聴いた

ライブDVDも繰り返し繰り返し何回も何回も

もうこのバンドは自分にとって絶対的存在になっていた


「Space Sonic」後に発売されたシングルの「Salamander」これもイントロからサビと頭から離れない

そしてこの2曲が入った5枚目のアルバム「ELEVEN FIRE CRACKERS」

このアルバムがおそらく1番多く聴いたアルバムになった
それほどの中毒性と爆発力 そしてその中には消えかかりそうな炎がまた燃え上るように繰り返す 感情を揺さぶられる そんな物だった

そしてしばらくして6枚目のアルバムを制作中という情報はチラホラと聞き
あ~次はどんなアルバムになるんだろう?と思って楽しみにしていた中での

活動休止の発表

せめてもの救いが休止 解散じゃない 細美さんも戻ってくるとライブのMCで言っていた

それを支えの一つとして復活を待つ

今回のアルバム出るまでの間にメンバーそれぞれは音楽活動はしていたからそれも追っていた

いろんなアーティストも数えきれないくらい聴いてきた
物凄く心打たれる曲だって沢山あった

でも、、足りない 欠けている

自分の中にある音楽の大好きな土台を作ってくれた物が足りない

それでも新曲は出なくても支え続けてくれていたELLE

そして休憩していた時間が徐々に動き出す2018年にバンドの復活のライブ

8月15日に行われた千葉・ZOZOマリンスタジアム公演は今でも見れたファン達は最高の1日だったんだろうなぁ思う

ここからは少しずつライブにも出演する事があり実際には生でライブを見た事の無い俺にとっては、一つ支えが増えた

生きている内に1度でもいい ライブを生で見たい

それも活力にして進んできた、しかし2020年に俺は仕事中に大事故にあい死にかける

事故にあった瞬間の時、友達や家族 ライブを生でまだ見てないのに死んでしまうの?俺、、、

走馬灯のように色んな思いが駆け巡っていた事を思い出す

こうして文章を書いている時点で何とか生きていた事は確かだが、入院中に力を何回も与えてくれた1つとしてELLEGARDENはずっと寄り添ってくれていた 本当にありがとう

それから約2年の間に6枚目のアルバムを制作すると情報を聞き
胸の奥が熱くなった

あぁ、、、進んでるんだな

少しづつ進んでる 

そして今回のアルバムの1曲目でもある「Mountain Top」が配信された

16年振りの新曲Mountain Top

そう! これだ! これを待っていたんだよ!

16年という年月をそれぞれが進んできた道そして今 新たなELLEGARDENのエネルギーはとてつもないものだった

俺自身の変化もあるんだろう 感じ方も変わっている

アルバムの制作状況もラジオ等で聴きくたびにワクワクが

今回アルバムにも収録されている「Strawberry Margarita」の配信

細美さんは言っていた
「このアルバムを作り始めた時、たぶん、俺は本当にミュージシャンをやめる覚悟だったんだと思う」

その位の気持ちを込められたアルバムを受け取る時自分自身はどうなってしまうんだろう?

アルバムを作るまでに120曲も作曲して
選ばれた11曲

俺の中で生きているという繋ぎとめている物の1つだったのが今回のアルバムを聴くことだった(もちろん生でライブを見る事が最高)

もし死んでしまう事があってもせめてそれだけは聴かせて、、

手元に届いたCD

これから11曲を聴いている間はELLEGARDENと旅に出る
16年間待ち続け辿ってきた色んな気持ちを持って歌詞カードを手に取り
ヘッドホンをして 世界に入り込んでいく

1曲 1曲 が血液のように流れ込んで循環されていくようだ

「Mountain Top」から始まり「Goodbye Los Angeles」で終わる

終着点だと思っていた、、、そんな事を思っていた自分が馬鹿馬鹿しい!!

これは出発じゃないか、、、、

またこんな気持ちにさせるなんて卑怯ですよ、、、

俺達は「The End of Yesterday」というアルバムのチケットを渡されて

ELLEGARDENというとてつもない大きな船でまた一緒に旅をさせて貰えるんだ、、、

まだ、死ねないよね

だって直接会ってお礼を言ってないでしょ?

言わさせてください ありがとうって

それまではいろんな事がまだまだあるだろうけど

待っていてください

それではまた

ぼちぼちと進みましょうか